魅力的な人間になるためには

2023年4月1日 09時00分

正木利明代表コラム
 

■はじめに


こんにちは、正木鉄工所代表の正木利明と申します。

今回も、私のコラムをお読みいただき、ありがとうございます。



先月は、WBCで見事に日本が世界一奪還をしてくれました。

侍ジャパンのメンバーには、本当に沢山の夢と希望を与えていただき、元気をもらえた人も多いのではないでしょうか。

いまだに興奮冷めやらない人もいるかもしれません。



そして、そんな侍ジャパンのメンバーには、魅力的な選手が沢山いると感じます。
 

正木利明代表コラム

大谷翔平選手、ダルビッシュ有選手などは勿論のこと、今回セントルイス・カージナルスから海を越えて侍になってくれた、ラーズ・ヌートバー選手は、本当に魅力的でかっこいいと思いました。

今までヌートバー選手のことは知りませんでしたが、今回のWBCで一躍有名人になり、日本のファンもかなり増えたと思います。



今回のコラムでは、同性からも異性からも一目置かれる魅力的な人間になるために、どんな考えを持てばいいのか、私なりの解釈でお話しできればと思います。

今回もお時間があれば、少しだけお付き合いいただければ幸いです。



 

■男女問わず魅力的な人とは


では、男女問わず魅力的な人間とは、どんな人なのでしょうか。

あの人は魅力的だ、あの人は人間力がある、あの人はかっこいい、と口にしますが、具体的にどんな人が魅力的なのかというのを話せる人は少ないように感じます。

勿論、かっこいいとか魅力的というのは、人それぞれ感じ方が違うので答えは一つではないと思います。

また、魅力的な人間になりたいと思っても、中々なれるものではないし、どうすればいいのかすらわかっていません。



私自身この歳になっても、もっともっと魅力的な男になりたいと思っているので、まだまだ勉強中です。

ただ、こうした野球選手に限らず、経営者や仕事ができる人には魅力的な人が多いと感じますし、その人達の共通点を知ることで何かヒントが見つかるのではないでしょうか。

 

正木利明代表コラム
 

私の思う魅力の1つに、人としての振り幅を見た時に魅力を感じることがあります。

例えば・・・

すごく優しそうな人なのに、実は空手のチャンピオンだったり。

とても怖そうな見た目の人が、実は優しい人だったり。

こうした振り幅を見た時に魅力を感じることがあります。



私は初めてエグザイルというグループを見た時、ガラの悪い連中が出てきたな・・・と思いました。

しかし、曲が流れた瞬間、そのダンスの上手さと甘い歌声に心を掴まれました。

また、今回WBCで活躍したヌートバー選手も、優しい笑顔と人懐っこい雰囲気なのに、試合がはじまれば誰よりも熱く野球に向き合う姿に、日本人の多くが魅了されたのではないでしょうか。



普段厳しい経営者が、お酒を飲むと可愛らしくなったり、物静かな社員がサッカーをしたらとても上手かったりすると、魅力を感じることがあります。

よく女性が男性を見る時、腕まくりをした時に見える筋肉にドキッとすると聞いたことがあります。

これらも、振り幅というギャップが見えた時に、魅力を感じでドキッとするのではないかと思います。

こうした振り幅のある人は、男女問わず魅力的だなぁと感じます。



 

■人間力とは


人間力に関しては特に皆さんの考えが違う部分かと思いますが、私は経営者として人間力のある人を沢山見てきました。

私がまだ経営者になる前の頃、お得意先様と打ち合わせをしていた時、どうしても相手が私の提案を受け入れてもらえず困ってしまった時がありました。

そんな時、後ろから社長が出てきて、鶴の一声で私の提案を受けていただいた時、なんて器の大きい人だ・・・と感動した覚えがあります。



人間力のある経営者とは、自分より上の人に対しては矢面に立ち部下を守り、自分より下の人には優しく振る舞う、器の大きい人だと感じました。

飲食店のアルバイトさんに、俺は客だぞーと偉そうにしている人より、腰が低く接している人を見ると素敵だなぁと感じるのも同じ理由です。
 

正木利明代表コラム
 

少し言い方は悪いですが、できる経営者ほど腰が低く、無能な人ほど態度がでかいのです。

これは経営者にかぎったことではなく、自分よりも年が下の人や、地位が下の人に優しくできる人は、人間力という大きな器を持っていると感じるのは私だけでしょうか。



また、会社に入れば、当然ですが先輩や後輩、上司や部下ができます。

そんな時、ワンマンにならずリーダーシップをとれる人や、人の意見に流されず自分をしっかり持っている人を見ると、人間力を感じます。

人としての優しさは強さになり、その強さを持っている人は、ちゃんと自分を持っているので、どこかに余裕と人間力を感じるのです。



 

■男としてのかっこよさとは


男としてのかっこよさとは、単純に女性にモテるイケメンということではありません。

どちらかと言うと、同性から見て、かっこいいと感じる男です。

そして、結果として同姓に好かれ、同性に一目置かれるような人は、須らく異性にも好かれるのです。



かっこいい男は、見返りを求めない優しい人で、これこそ、ギブ&キブの人となります。

できる経営者は、とにかく与える人であり、成功する経営者ほど、キブ&テイクではなく、キブ&ギブの人なのです。


親は子どもに対して無償の愛を注ぎますし、子どもから見返りなど求めていません。
 

正木利明代表コラム
 

無償の愛を調べると、「見返りを求めずに相手のためを思う気持ちや行動」のことを言いい「無償」とは、見返りや損得がないということ、とでてきました。

この無償の愛を、友人、同僚、仲間、上司、部下、彼女、など誰にでも注げる人は、間違いなくかっこいい男だと思います。



これは、ただ優しくするとか、ご飯をご馳走してくれるとか、そんな薄っぺらいことではありません。

相手が幸せになるために、相手が今後の人生に苦しまないように、接してくれる人です。

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えてくれる人こそ、私はかっこいい優しい男ではないかと思います。

魚の釣り方を知っているなら、一生食べていけますが、それを知らなければ魚が無くなった時に、食べ物が無くなるのです。



今、あなたに厳しく接している上司は、あなたが数年後に苦しまないように、沢山のヒントを出してくれる人だと思います。

もしも1人で会社を経営したら、誰も助けてはくれませんし、全てを自分で考え判断し行動しなくてはいけません。

そうなった時、あの時上司に教えてもらったことに感謝する日が来るかもしれません。



優しさと厳しさは正反対に感じるかもしれませんが、本当に優しい男は厳しさも持っていますし、それがトータルとして、かっこよさにも繋がります。

会社でも仕事ができる男ってかっこよくないですか?

そして、そんな人ほど厳しい一面も持っていないですか?



また、そんな人は自分も厳しく、夢や目標に向かって真剣に走っている人です。

こうして夢に向かって走っている人も、私はとてもかっこいいと感じます。



 

■万人に好かれようとしない


魅力的な人とは、かっこいい人とは、という記事を見つけると必ずこんなことが書いてあります。

・笑顔が素敵な人

・見た目に清潔感がある人

・ポジティブで前向きな人

・家族や友達を大切にする人

・責任感が強い人

・素直な人

・他人の悪口を言わない人



などなど、書いていたらきりがありません。
 

正木利明代表コラム
 


勿論こうしたことができる人は魅力的だと思うし、男女問わず素敵だなぁと感じます。



これなら私はできている、僕も当てはまると思っても、どうにも自分を魅力的だと思えない、そんな人もいるかもしれません。

魅力的だと判断するのは、あなた自身ではなく他人です。

あなたがそう感じていなくても、周りの人は魅力的だと思っているかもしれませんので、落ち込む必要はありません。



それに、人それぞれ魅力的だと感じるポイントは違いますので、万人に好かれようとしないのも大切だと思います。

先程お話しした、WBCのヌートバー選手を魅力的だと感じる人もいれば、大谷選手を魅力的だと感じる人もいるのですから、気にする事はないと思います。

最初から万人に好かれようとしても無理だと考え、自分が大切にしている人に好かれればよいと考えると楽になりますよ。



 

■最後に・・・


今回、魅力的な人、人間力がある人、男としてかっこいい人について、私なりの考えを書かせていただきました。

私自身、そんな人間になりたいと思っていますが、まだまだ遠く及びません。

それでも、こうした考えを一つの参考として知っているのと、知らないのでは、今後の人生に1mmでも変化があるのではないかと思って書かせていただきました。



私のコラムを読んでくれている人には、経営者もいますし、弊社の社員もいますし、大学生や、これから社会人になる方もいます。

そんな方に、何か一つでもお役に立てればと思っています。



よく経営者になるにはどうしたらいいのか、給料を上げるためにはどうしたらいいのか、と言う質問をいただきます。

そのためには、まずはあなたが好かれる存在にならなくてはいけません。

お客様や取引先に嫌われれば会社は潰れますし、社員に嫌われてしまったら会社は潰れます。

 

当然、上司や社長に嫌われれば、給料も上がりませんしクビになるかもしれません。

もっと言うなら、あなたと同等の能力がある人がいた時、どちらか1人をクビにしなくてはいけない時がきたら、最後は人として好かれているほうが残るのです。



どんな仕事も、どんなスポーツも、何をするのも最後は人と人なのです。

人として人間力を身につけることは、きっとあなたの人生を大きく変えることに繋がります。

今日お伝えしたことが全てではありませんが、覚えておいて損はないと思っています。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

正木利明代表コラム
 
(有)正木鉄工所 代表取締役 正木利明


 

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